柳津温泉
柳津は福満虚空蔵尊圓蔵寺(えんぞうじ)を中心に栄えた門前町です。源泉も境内から引いており、寺町の風情を残した温泉街を楽しめます。
初夏に見られる只見川の川霧、秋の紅葉など景観も抜群で、柳津駅から徒歩10分とアクセスのしやすい温泉地です。
会津柳津駅
会津柳津駅は木造平屋建ての無人駅です。
待合室には振り子の掛け時計や、駅に訪れた人が綴る日記帳、会津の観光パンフレットなどがおいてあり丁寧に手入れがなされています。
レトロモダンな駅舎の外にはかつて只見線を走っていたSL
C11型蒸気機関車が静態保存されています。
もともとは2面のホームと3線の線路が敷かれていましたが、本数の減少とともに1面1線のすれ違いができない駅になりました。
あわ饅頭
あわまんじゅうは柳津町を代表する和スイーツです。
あんをアワの実ともち米で包んだシンプルなお菓子で、黄色いアワのぷちぷちした食感、もち米の柔らかい口当たり、あんのほどよい甘さが相まって、大変美味。
江戸時代の終わりごろから作られるようになったそう。
当時の柳津町は、町の象徴でもある福満虚空蔵菩薩圓蔵寺の火災や水害など、数々の災害に見舞われていました。二度とこのような災害に「あわ」ないよう、当時の住職がお寺にお供えしたお菓子こそ、このあわまんじゅうだった…と言われています。
会津柳津駅から虚空蔵尊前までには多くの店が立ち並んでおり、饅頭を蒸す蒸気が立ち昇る情緒ある風景が楽しめます。
福満虚空蔵尊圓蔵寺
茨城県の村松山虚空蔵堂・三重県の金剛證寺とともに日本三大虚空蔵尊のひとつとして言われています。
丑寅年生まれの守本尊として知られおり、県十大祭りのひとつ七日堂裸まいりは、1年の幸福と無病息災を祈る奇祭として知られています。
また福満虚空蔵尊を刻んだ木層がウグイになった話や、寺の難工事を手伝った赤牛(あかべこ)の話など圓蔵寺は数多くの伝説を秘めています。
虚空蔵尊は絶壁の上にあり、まるで清水の舞台のような絶景を見渡せるところがあります。
眼下には温泉街と只見川、奥の方には沿岸の棚田や山々の新緑、紅葉など季節の風景が楽しめます。
パン工房 あかべこ
虚空蔵尊から徒歩三分ほどの温泉街の一角にあるパン屋さんです。
イートインスペースがあり、店内で買ったパンをセルフで温めて食べたり、料理を注文して食べることができます。
中でも名物なのが『耳までやっこい食パン』です。
原材料はすべて国内産、会津産のはちみつも使われています。
また名前の通りパンの耳まで柔らかくふわふわで大変おいしいです!柳津に来たら絶対食べたい一品
大清水
パン工房 あかべこからさらに2分分ほど歩いた先、橋の手前で左に曲がって細い道を進むと、滾々とたくさんの水が湧き出る大清水があります。
別名「弘法清水」とも呼ばれいていて、 天災や干ばつにあっても枯渇することなく、ずっと湧き出てるお水らしいです。
湧水なので水はとても冷ややかで、夏場に手を入れたらとーっても気持ちいと思いま。
しっかりと水質調査もなされているので、安心して飲用できます。
また、管理のため大理石に小さい穴が開いた募金を入れるところがあるのですが、せっかくなのでお金を入れてみると、
『スーーーーーーーー…チャリン』と面白い間がありました。
吊り橋
大清水から歩いて5分ほどのところに、虚空蔵尊と温泉街、只見川を望める吊り橋があります。
車も通りますので通行の際はご注意ください。
虚空蔵尊に日の当たる時間帯はシャッターチャンスです。また、夏場の夕刻には川霧が発生しとても幻想的な風景が楽しめます。
ウグイ
柳津のウグイは虚空蔵尊とかかわりが深く、福満虚空蔵尊を刻んだ木層がウグイになった伝説があります。
また、ウグイの生息地として国の天然記念物にも登録されています。
吊り橋からすぐのウグイが見られるスポットではウグイのために餌が売られています。
柳津観洸船
ウグイの餌やり場から道の駅方面に橋をくぐって進むと、只見川をゆったりと進むライン下りが体験できます。
船は柳津駅前のC11型蒸気機関車を模したSLのとてもかわいいデザインです。
コースは発着場を出ると橋をくぐり虚空蔵尊の前を過ぎた先で折り返す。およそ40分のコースです。
道の駅
柳津観洸船の発着場からさらに歩いて5分ほど、
道の駅 柳津があります。
道の駅柳津では柳津のお土産品の売店や食事ができる食堂があります。
会津のグルメ『ソースカツ丼』も地域によって異なり、柳津ではソースカツが卵閉じで提供されます。
また、お蕎麦は手打ちで打ちたてのおそばが食べられます。
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