次代の東武鉄道フラッグシップ特急についての考察
2017年に東武鉄道が出した中期経営計画に『フラッグシップ特急の導入』と記載されてありました。
現フラッグシップ特急の「スペーシア」も製造から30年を迎えており、新たな車両を導入するのも妥当と考えます。そこでこの記事ではどのような設備を持った車両が出てくるかを妄想もとい考察していきます。
妄想(考察)
現在運行されているスペーシアには、6室の個室や売店が備わっており、通常の座席もJRのグリーン車並みの広さでフットレスト完備というとても豪華なつくりです。
運行区間も浅草から日光・鬼怒川といった一大観光地であり、土日や繁忙期の平日などは個室が満席ということもあることから、スペーシアと同等以上の設備を持った列車が導入されると考えられます。
また、鬼怒川温泉以北には龍王峡・川治温泉・湯西川温泉・中三依温泉・尾瀬・湯野上温泉・大内宿・芦ノ牧温泉の最寄りまたは玄関口であり、その先には白虎隊や鶴ヶ城で有名な会津若松とラーメンが有名な喜多方があります。
しかし、尾瀬と湯野上温泉の途中、会津田島駅までは電化されていますが、その先会津若松までは非電化で喜多方までは交流電化です。
昨年に会津鉄道の会津田島から会津若松までを電化した場合の試算をしたようですが、橋梁やトンネルを新たに作り直さなければいけないようで電化するのはかなり難しそうです。
電化の終点会津田島までは、浅草から直通の特急リバティが最速3時間8分で結んでおり、上野から東北新幹線会津若松経由よりも優勢です。湯野上温泉までだと最速3時間39分、東北新幹線の会津若松経由だと最速3時間20分で所要時間で劣ってしまいますが、乗り換えが同じホーム対面乗り換えの1回のみという点で利便性に長けています。
日光・鬼怒川の他に会津方面への需要としても南会津は新幹線よりも有利であり、会津若松直通のほうが集客が得られそうに感じられます。
つぎに中期経営計画によれば特急車両の地下鉄直通も考えているそうです。
今回のフラッグシップ特急として考えるとビジネスよりも観光メインであるため、都心を掠めて乗車しやすくし、たくさんの場所から集客できることを考えると住宅地を通る田園都市線、渋谷からスカイツリーの押上を通る半蔵門線のほうが、やはり可能性が高そうに思います。
また、まだ事業化しておりませんが東京都が整備する必要のある路線として地下鉄8号線(住吉~豊洲)を取り上げました。
豊洲を始発駅とする可能性もできます。
東武浅草駅は最大8両までしか入線できない制約があり、山手線と接する駅でもないため、乗車するにはやや不便な立地にあることから、フラッグシップ特急の地下鉄直通は濃厚と考えます。
上記から考えると地下鉄直通の日光・鬼怒川方面に運行されることは濃厚そうです。
半蔵門線のダイヤから考えるとラッシュ時間帯は浅草始発になるでしょう。
編成は現行と同じ個室・売店を備える6両編成での運行で、内装もかなり凝った作りになるのではないかと考えます。
また、会津若松に直通するとなると非電化区間を走行するためにE655系のように発電機を設け、機関車の牽引による運行か、四季島のように電気・ディーゼルによる運行になると考えられます。
そして、所要時間が伸びるにあたりビュッフェや喫煙スペースなど設備がより豪華になると考えます。
個人的には下今市駅を9両編成対応とし、3両+6両の9両編成運行で3両を日光行6両を会津若松行として運行できたらいいなと思います。会津高原尾瀬口までは6両対応ですし会津鉄道線内も待避線の有効長は6両はいけそうなので。ホームも使用していないですが4両は対応していると思います。
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