日光街道に沿って上る 会津路旅
スタート地点は浅草駅
特急スペーシアきぬ105号に乗って鬼怒川温泉駅まで行き
会津マウントエクスプレスに乗り換えます。
萱葺き屋根が並ぶ大内宿でネギそばを楽しみ、会津若松へ向かいます。
1日目
浅草駅(7:30発)
まずは特急スペーシアきぬ105号で鬼怒川温泉に向かいます。
JR特急のグリーン車に匹敵する快適な座席で、車窓を楽しみましょう。3~4人のグループであれば個室という手もあります!
※1人や2人でも個室席の購入は可能です。
3号車にある売店ではアイスコーヒーやホットコーヒー、お菓子や生ビールが販売されています。
発車直後には隅田川とスカイツリー
北千住駅発車後は、JR常磐線、つくばエクスプレスと並走します
また、新越谷駅通過前後は高いところを走行するため、天気が良いと富士山が望めます。
そして、春日部を過ぎると徐々に車窓はのどかな田園風景となり、四季が感じられます。
「スペーシアきぬ」ってこんな列車!!
鬼怒川温泉駅(9:35着ー37発)
鬼怒川温泉駅では下車観光はせずさらに北上します。
次に乗車するのはAizu Mount Exspressです。
こちらはリクライニングシートを車内に持ちながら全席自由席の快速列車です。(他の車両で代走することがあります)
鬼怒川温泉を出ると、鬼怒川温泉街の脇を通り男鹿川に沿って走り、山を登っていきます。
途中、トンネルとトンネルに挟まれた鉄橋を数か所わたります。
中でも湯西川温泉をでた直後はダム湖を渡るため、大変きれいな景色が見られます。
その後は、秘境駅として知られる男鹿高原を通過し、尾瀬ヶ原の玄関口、会津高原尾瀬口通りのどかな田園地帯を抜けていきます。
野岩鉄道・会津鉄道は車窓がとても良く、夏の新緑や秋の紅葉は絶景です。
湯野上温泉駅(11:11着ー15発)
初めの目的地の大内宿の最寄り駅である、湯野上温泉駅に到着です。特徴的な茅葺き屋根の駅舎は、当駅を除けば九州地方大分県にある豊後中村駅のみであり、大変貴重な駅です。
駅舎内には茅の防虫対策として囲炉裏に火が入っています。
また、駅の有人時間帯はホットコーヒーやお土産品の販売もあり、列車を待つ間に珈琲でほっと一息つくこともできます。
そして湯野上温泉の玄関口ということもあり、駅横に足湯もあります。
駅を出て左に曲がり、緩やかな坂を下りた先にバス停があります。
大内宿までは観光路線バス「猿遊号」に乗車して向かいます。
列車に接続していますが、乗り換え時間が短いため記念撮影等は戻ってきてからにしましょう。
また、座席の確約はできませんが乗車予約が可能です。
予約すると安心して向かえますね!
大内宿(11:35着~14:15発)
湯野上温泉駅からバスで約20分
下野街道の宿場町として栄えた大内宿に到着です。
かやぶき屋根が立ち並ぶ大内宿は江戸時代に会津藩の参勤交代などで使われ、その後は交通の要所として利用されました。
1981年には、長野県の妻籠宿・奈良井宿に次いで旧宿場町としては3番目に国の重要伝統的建造物群保存地区に制定されています。
大内宿では会津地方で受け継がれてきた蕎麦あるいは食べ方である『高遠そば(ねぎ蕎麦)』を楽しむことができ、かやぶき屋根の蕎麦屋が多く存在しています。
大内宿の高遠そばは、鰹節をかけた蕎麦を大根おろしを入れただし汁につけ、箸代わりの長ネギで食べます。
(基本的にお箸はつきますが、是非ネギで食べてみてください)
蕎麦屋以外の店舗としては、酒屋やお土産屋・工芸品などが中央の道路に向いて縁側で販売されています。
そして中央付近に本陣があり、下郷町街並み記念館として保存されています。
また、通りの南側には古民家カフェも営業しており、和スイーツやコーヒーなどが楽しめます。
中央通りの両脇には用水路が流れており、夏にはラムネや夏野菜などが冷やして販売されています。
さらに奥へ向かい山を登ると大内宿を一望できる展展望スペースがあります。
冬の大内宿
会津は豪雪地帯です。
冬の大内宿は夏とは打って変わって一面の銀世界になります。
かやぶき屋根に厚く積もる雪はとても趣があり、展望スポットから見る景色はまるで昔話の中に入ったような感覚になります。
夏の大内宿を見たらぜひ冬にも
冬に訪れたら、夏にも来てみてください。
また、中央通りの脇にはかまくらが数個作られています。
中にも入られます。
大内宿(14:15発)⇒湯野上温泉駅(14:35着-55発)
湯野上温泉駅に到着して、今度の列車まで20分ほど時間があります。その間は足湯で疲れた足をいやしたり、記念撮影をしたり、囲炉裏でコーヒーなどいかがでしょうか?
紙コップに入れてもらえば足湯でコーヒーも可能です!
七日町駅(15:25着)
七日町(なぬかまち)は歴史的な街並みが並びます。
会津のお土産品「絵ろうそく」の体験などもあります!
その七日町の一角に末廣酒造さんがあり、酒造見学もやっています。(最終16時の回、見学約60分)
末廣酒造さんに併設されたカフェもあり、一休み
ドリンク類は、お酒を造る際に使用される仕込み水で作られており、その仕込み水で水出しされたアイスコーヒーは氷もコーヒーで薄くなることもありません!
酒造さんのカフェともあって、お酒を造る際に出る酒粕を使用したシフォンケーキもありました!
他にも七日町には古民家を利用したお土産屋、カフェなどがあるほか、食べ歩きスイーツショップなどもあるので街歩きが楽しめます。
また七日町駅の駅舎にはお土産コーナーや観光パンフレットがおいてあります。
七日町駅(17:15発)⇒会津若松駅(17:18着)
七日町を楽しみ、会津若松駅に向かいます。
会津若松近辺には、東山温泉・芦ノ牧温泉・湯野上温泉と温泉地が多くあります。
会津若松駅に近いのは東山温泉
市の南側に芦ノ牧温泉、そのさらに南に湯野上温泉があります。
今回は会津若松から郡山に向かうルートで2日目は市内を観光するため一番近い東山温泉がおすすめです。
会津若松駅から送迎バスもありますので、お好みのお宿を探してみてくださいね!
※東山温泉駅(バス停の名称)までのみ送迎の場合は、
会津若松駅前から街中周遊バス「ハイカラさん」(18:05発)をご利用ください。
七日町観光を少なめにして、七日町駅前停留所(16:09発)でも東山温泉駅に行けます。
※Suica非対応現金のみ(210円)
2日目
東山温泉駅(10:12発)
2日目はレトロな東山温泉駅(バス停)から街中周遊バスで観光です。待合室に隣接する東山温泉観光案内所にて1日フリーパスを購入します。(大600円/小300円)
一つ目は会津武家屋敷です。
会津武家屋敷(10:15着→11:34発)
西郷家は会津藩松平家譜代の家臣で代々家老職を務め、1700石取りの家柄でした。
けやき、ひのき、杉材を用いた和洋建築の壮大な屋敷は敷地面積2400坪、建築面積280坪に及び、38の部屋、畳の数は328枚となっています。(会津武家屋敷HPより引用)
屋敷内には生活調度品が置かれ、当時の生活風景を見ることができます。
また、この家老屋敷の他に精米する水車小屋、茶室、歴史博物館ります。
入場料:850円
(所要時間約60分)
鶴ヶ城入口(11:46着→13:40発)
約630年ほど前に、その前身ともいえる東黒川館を葦名直盛が築いたのがはじまりと言われ、戊辰戦争では約1ヶ月に及ぶ激しい攻防戦に耐えた名城として、その名を天下に知らしめました。一度取り壊したのち再建され、天守閣の内部は郷土博物館となっており会津の歴史に触れることができます。赤瓦を使用しており現存する天守閣では国内唯一の赤瓦の天守閣となっています。
入場料:410円
(所要時間約60分)
鶴ヶ城入り口停留所付近に飲食店があるのでここで昼食です。
飯盛山下(14:06着→15:11発)
白虎隊自刃の地として有名な飯盛山です。
山の上には白虎隊の墓があり、中腹にさざえ堂と白虎隊記念館、下にお土産屋が並びます。
また展望台からは若松市を望むことができます。
会津若松駅(15:25着→15:55発)
フルーティアの時間まで30分ほど余裕がありますので、
エキナカでお土産を見たり、まちなか周遊バス1日フリー乗車券で会津バスターミナル内のカフェメニューが20%オフなのでこちらに立ちよってもいいかもしれません。
発車10分前には改札に入りましょうブロックの追加
いよいよフルーティアふくしまに乗車です!
会津の風景を眺めながら、福島のスイーツを楽しんでください!
また、飲み物が提供されますが、座席がある号車の隣の号車にアイスコーヒー、アイスティー、ミネラルウォーターのドリンクバーがあるので是非ご利用ください。
バーカウンターにはお土産も販売しています。
「フルーティアふくしま」はこんな列車!!
郡山駅(17:07着-30発or35発)
「17:30発やまびこ・つばさ150号」または「17:35発なすの280号」などで帰られます。
最速はやまびこ・つばさ、自由席で安く帰るなら、なすの号でしょうか、なすの号は郡山駅始発なので座席確保は容易だと思います。
また、予約を速く済ませられれば、やまびこ号にえきねっとトクだ値が設定されていますので、そちらが最安です。
ちなみに郡山はアーティストGReeeeNにゆかりある土地で、新幹線の発車メロディも楽曲が使用されています。ぜひ聞いてみてください!
料金・予約方法
この旅行の交通費は総額21,210円(スペーシア個室を利用の場合、21,997.5円)です。
宿泊で10,000円~15,000円
飲食代に5,000円程度
また、えきねっとのお先にトクだ値35を使うと2,660円お得になり
交通費の総額は18,550円(スペーシア個室を利用の場合、19,337.5円)
加えて、フルーティアふくしまに乗車せずに観光時間を延ばし
会津若松駅(16:21発)の普通列車に乗ることで、運賃のみの1,170円で乗車できるため、
交通費の総額は14,720円(スペーシア個室を利用の場合、15,507.5円)とお安くなります。
期間限定のお先にトクだ値スペシャルを利用するとさらにお得です!
区間または列車名 | 料金・運賃 |
浅草ー会津田島 | 3,300円 |
特急スペーシアきぬ (指定席) | 1,470円 |
大内宿共通 割引きっぷ | 2,200円 |
西若松ー七日町 | 150円 |
七日町ー会津若松 | 150円 |
街中周遊バス 1日きっぷ | 600円 |
フルーティア ふくしま | 5,000~5,200円 |
郡山~東京 | 4,070円 |
やまびこ (指定席) | 4,270円 |
スペーシアきぬ
浅草~鬼怒川温泉駅までの特急指定席料金です。
個室を使用の場合は、個室料金(3,150円)が追加で必要です。(土休日は620円加算)
個室料金は定員分で、
4人利用の場合1人分の指定席特急料金に787.5円
3人利用の場合1,050円
2人利用の場合1,575円加算した額で割り勘ができます。
大内宿共通割引切符
会津田島から西若松駅までの運賃と湯野上温泉駅から大内宿の往復バス料金が入ったお得な切符です。
Aizu Mount Exspressの車掌さんから購入できます。※お釣りの出ないように、なるべくぴったり定員分を一気に購入しましょう。
フルーティアふくしま
運賃・指定席料金・車内で楽しむスイーツ料金が入っています。
1人の場合5,200円、2人以上の場合5,000円です。
※普通列車の場合は運賃のみの1,170円です。
やまびこ
えきねっとのトクだ値、お先にトクだ値を利用すると、運賃と指定席特急券が5~35%割引になります。
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